コーティングをしているのに汚れる、花粉と黄砂の季節
せっかくコーティングをしたのに、汚れちゃって・・・
高いお金を払ってコーティングをしたのに汚れるのって、どうしてなの?
その疑問にお答えします。
上の写真は最近の私の車、ヴォクシー。
ヴォクシーにはダブルダイヤモンドキーパーがコーティングされています。
新車から3年半が経過しています。
ダブルダイヤモンドキーパーは3年ノーメンテナンス、もしくは1年に1回のメンテナンスをすれば5年耐久です。
私はノーメンテで3年乗り続け、その後は洗車を月に1回する程度なので、こんなに汚れてしまっています。
コーティング屋さんの愛車なのに・・・ちょっと反省です。
これはコーティング被膜の上に見えないミネラル分の汚れの幕ができて、汚れもくっつきやすくなっている状態です。
コーティングの効き目が弱ってくるとこんなに汚れます。
カーコーティングをしていても車は汚れる
カーコーティングをしても車は汚れます。
キーパーコーティングも汚れにくくて、キレイで洗いやすいのは確かですが、汚れる時は汚れます。
それでは、コーティングをしても意味が無いじゃないか!と思われるかもしれませんが、そうでもありません。
キーパーコーティングをしていれば、水をはじくだけでなく汚れも一緒にはじきます。
汚れをはじくコーティングも、下まで汚れが雨水と一緒に流れ落ちればキレイなままなのですが、車の塗装面に乾いて残ってしまうと「あーあ・・・汚れちゃった・・・」となるわけです。
特に汚れが残りやすいのはボンネットと後部ハッチバックやトランクまわり、サイドのドアの下部も、残ります。
ボンネットや天井は水滴が流れ落ちずに残るので、水滴に含まれた汚れが乾くと塗装面に残ってしまいます。
ところが、キーパーコーティングをしている車の傾斜角度がついた面は、水滴が流れ落ちて汚れが付着しません。
下の写真がボンネットの角度の付いている部分。
傾斜がついているので、黄砂や花粉を含んだ汚れた雨水が全部流れ、汚れが付いていないのがよくわかると思います。
そして、空が映り込むほどにキレイです。
キーパーコーティングは、汚れにくいとは言っても汚れを多く含んだ雨が降れば汚れます。
長い間、洗車をしなければ汚れの幕ができて、ツヤが鈍ったり撥水が弱ったりもします。
ですが、洗車をしてマイクロファイバークロスで(キーパークロス)でしっかりと拭き上げれば、ツヤと撥水は戻ります。
それでも、花粉と黄砂が多く降る季節は注意が必要です。
黄砂と花粉には要注意
黄砂や花粉を多く含んだ雨が降ったあとは、コーティングが施工された車でも汚れはつきます。
黄砂を多く含んだ雨には、ミネラル分が多く溶け出しています。
そのミネラル分が塗装面で固まってしまうとシミになって取れにくくなります。
また、花粉も同様で、花粉を多く含んだ雨が水滴状に乾燥すると、醜い花粉のシミになってしまいます。
キーパーコーティングがコーティングされていると、水と一緒に汚れもはじくので黄砂や花粉がつく絶対量を減らすことができます。
2層の透明被膜からなるキーパーコーティングの表面はレジンという有機質な被膜で覆われています。一般的なボディガラスコーティングの表面は無機質なので、同じ無機質な黄砂のミネラル分とはくっつきやすく、水シミにもなりやすいのですが、キーパーはそれらが固着することを防止できます。
それでも付いてしまった汚れは、早めに洗車をすればカンタンに洗い流す事ができます。
花粉のシミが取れない場合は
花粉を含んだ雨が降り、乾燥すると写真のようなシミが残ります。
これらのシミは洗車では取れない事が多く、2月~5月にかけて多くのお客様から相談を受けます。
しかし、心配することはありません。
花粉のシミは気温が上昇する夏にはキレイに消えてなくなります。
これはうそのようで本当の話です。
花粉が付いたらまず洗う
花粉が付いたらまず洗う事が肝心です。花粉に含まれるペクチンが塗装にこびりつく前に洗えば花粉もたたのホコリと同じように洗い流せます。
拭き上げはキーパークロスで
洗車後、キーパークロスで拭き上げれば、掻き取り効果で花粉をキレイに取り去る事ができます。これは以外と大きな効果があります。
花粉が軽いシミになったら
お湯(50℃ぐらい)に浸したキーパークロスで拭く」
花粉がついて少し時間が経っていて、洗車しても汚れが落ちない場合は、お風呂より少し熱い程度のお湯でキーパークロスを濡らし、絞らずにそのまま拭き上げます。キレイになったら、乾いたキーパークロスで拭き上げます。
お湯はバケツに予め熱めのお湯(50℃程度)を用意ります。
バケツからキーパークロスを絞らずに取り出してボディを拭く、キレイになったら乾いたキーパークロスで水分を拭き取る。
注意点として、厚手のゴム手袋をし、やけどに気をつけながら作業をします。
花粉が完全なシミになっていたら
熱いお湯(70℃ぐらい)をかける
花粉が付いて相当な時間が経つと、ペクチンが塗装にしみこみ、強固にこびりついたシミのように見え、洗車をしたり、かなり熱いお湯で拭いても取れない場合があります。そんな時は70℃以上のかなり熱いお湯を塗装かけて、やけどをしないようにキーパークロスで拭き上げれば跡形もなくキレイになります。
結論:花粉のシミは夏になって、気温が高くなると自然に消えてしまいます。
ペクチンは一定の温度より熱くなると壊れ、花粉のシミは消えてしまいます。
熱いお湯をかければ花粉のシミは消えてしますのはもちろん、夏を迎えて気温が高くなれば、ボディは50℃以上、時には70℃を超す場合もあり、花粉のシミは消えてしまいます。
花粉のシミを消すために絶対にやってはいけない事
1,ゴシゴシこすらない
コンパウンドやポリッシャーでゴシゴシと削り落としたとしても、塗装の内部にはペクチンが残っており、またシミができたようになります。塗装を傷める可能性があるので避けましょう。
2,ヒートガンを使用しない
電熱線で空気を直接熱するので、塗装にダメージを与えるまでの高温になる可能性があります。
3,スチームクリーナーを使用しない
スチームクリーナーのアタッチメントに、クロスを巻き付けて、70℃以上のスチームを出しながら、塗装面に接触させ続ける事で、効率的に暖める事ができますが、高温で巻き付けたクロスの色や拭き跡が塗装面にうつってしまう危険性があります。
黄砂がかかるとどうしてシミがつくの?
黄砂は、シミの原因となるカルシウム化合物(方解石や石膏など)を多く含む混合物でできています。黄砂が乗るだけではシミになることはありませんが、黄砂が雨に濡れるとカルシウム化合物などのミネラル分(無機質)が溶け出し、そのまま放置して乾燥させてしまうとシミ跡がついてしまいます。
黄砂によるシミ対策は?
やはり、ミネラル分(無機質)の固着を強力に防ぐ「Wの透明被膜(ガラス被膜+レジン被膜)」のキーパーコーティングが一番の対策です。
※一般的なボディガラスコーティングは、ガラス被膜表面が無機質のため、ミネラル分(無機質)がむしろ固着しやすいくなる問題があります。
花粉のシミや黄砂の被害を防ぐには
キーパーコーティングで塗装を保護しておくことが効果的です。
この記事を書いた人
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キーパープロショップ林堂店を運営する株式会社ヤスカワの代表取締役。
サッカーと野球観戦(タイガースファン)そしてテニスをするのが大好きな3児のパパです。肩書きは社長ですが現場が大好き!いつも店舗でバリバリ働いています
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