純水を洗車とコーティングに使うメリットと性能

みなさんは純水の事を何処までご存じでしょうか?

純水とは、不純物が少なく純度の高い水のことを指します。

水道水にはミネラル分が多く含まれており、それらを取り除く事で、洗車後の水滴が乾いても白いシミになる事がありません。
水道水中の不純物を精製することで取り除いた水で、精製方法に指定はありません。

本来、純水は、不純物が少なく、スケールが残りにくい、物質を溶かし込みいやすいという特徴がある事から、理化学分野やボイラー用水、飲用水の精製など様々な用途で使われています。

当店では、この純水の不純物が少なく、スケールが残りにくい、という特徴を生かして、洗車の仕上げに純水をかけて水シミを防止し、透明感のある仕上がりを実現しています。

純水を作る方法には次のような方法があります。

●脱塩水(イオン交換樹脂などにより塩類を除去した水)

●RO水(逆浸透膜を通した水)

●蒸留水(水蒸気を冷やして液体にした水)

KeePerではRO水を使用しています。

最近は、安価な純水器が販売されていますが、これらは脱塩水、つまりイオン交換樹脂などにより塩類を除去した水を純水と呼んでいるようです。

イオン交換水はイオンは除去されているものの、有機物の量は水道水とほぼ同等です。

有機物は水シミの原因にはならないので、洗車の純水としての役割は十分に果たせているのかと思います。

KeePerが使用する純水器は逆浸透膜を通して純水を作るので非常に精度の高い純水を、精製できます。

当店では、純水生成機の心臓部とも言える逆浸透膜の入った「純水生成モジュール」を2本に追加して能力を上げています。

「快洗ROII」と呼ばれる純水器は、純水生成モジュールを 1本にすれば「60L/時」で この供給量は「連続して1時間に4~6台」の手洗い洗車とキーパーコーティングが交互に施工し続けた時の純水消費量に当たります。2本にすれば「120L/時」、3本にすれば「180L/時」となります。

通常1本のKeePerの純水器ですが、連続して2台、3台と同時に洗車やコーティングを行っている当店では、能力の高い純水器が必要となります。

寒い時は生成能力が60%になってしまうので、なおさらモジュール2本が必要になるわけです。

洗車の仕上げ時のすすぎには必ず純水をかけて仕上げます。

コーティングの下地処理をした後にも洗車をするのですが、その時も必ず純水をかけています。

そうする事で水道水に含まれている、ミネラル分を除去でき、全ての洗車とコーティングで透明感を持たせてワンランク上の仕上がりになるのです。

純水の価値は、それを使った人、体感した人にしか分かりません。
洗車の後、「どうしてこんなにキレイになるの?自分でやってもこんなキレイにできないよ」と、よく言われますが、純水が、そのキレイの一役を担っているのです。

そして、純水を使うとゴシゴシとタオルで擦って水滴を拭かなくてもカンタンに透明感のある仕上がりになるので、タオルでボディを拭いた時につく、洗車キズも軽減されます。

よく誤解を招く事があるので、書いておかなければならない事があるのですが、洗車をしている時には使用していません。

洗車後、泡を高圧水で流した後、水道水と入れ替える作業として、純水をかけています。

なので、洗車後の水滴が100%純水ではありません。
イメージとしては97%ぐらい純水です。

洗車が終わって帰られる時に車を動かすと、隙間の奥から出てくる水滴はそのような水なので、シミとして固着することはありませんが、乾くと少し白っぽい跡となる事があるのです。

そうは言っても、ミネラル分を除去した純水を使用すると、しないのとでは雲泥の差が出てしまいます。
だから、当店は水に凄くこだわっているのです。

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この記事を書いた人

安川寿樹
安川寿樹代表取締役/株式会社ヤスカワ
キーパープロショップ林堂店を運営する株式会社ヤスカワの代表取締役。
サッカーと野球観戦(タイガースファン)そしてテニスをするのが大好きな3児のパパです。肩書きは社長ですが現場が大好き!いつも店舗でバリバリ働いています

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