コーティング前に研磨は必要?

みなさんはカーコーティングの前には必ず塗装を磨かなければいけないと思っていますか?

一般的にカーコーティングと塗装の研磨はセットのように考えられていますが必ずしもそうではありません。

一昔前は塗装面を鏡のように美しく磨いてコーティングをしなければ、コーティングをしてもそれほど美しくはなりませんでした。しかしながら近年、キーパーコーティングのダイヤモンドキーパークリスタルキーパーを代表するような分厚い高性能なボディガラスコーティングが出現すると磨かなくても驚くほど美しく仕上がるようになって来ました。

下のムーヴは新車から3年経過している車両です。磨きをかけずにしっかりとした汚れ落としをしてからクリスタルキーパーをコーティングしてあります。コーティングの性能だけでこれほどの美しさを表現することが出来るのがキーパーコーティングのボディガラスコーティングの特徴です。

シルバーというボディカラーは汚れが目立ちにくい代わりにキレイにしてもそれほど美しくなったとは感じにくい色としても知られています。しかしながらキーパーコーティングなら明らかに美しくなった事を感じる事が出来ます。濃い色の車ならなおさらです。

クリスタルキーパー【磨き無し】

クリスタルキーパー【磨き無し】

新車なら磨きをかける必要はほぼありません。例外として、新車の納車前の保管状況が劣悪で水シミや洗車キズが多くある場合などはお客様と相談して磨きを入れる事はあります。そうでない限り新車がコーティングをする一番の塗装状態なので磨きは不要です。

経年車にコーティングをする場合、クリスタルキーパーなら洗車キズが気にならなければそのまま汚れ落とし、脱脂をすればコーティングが出来ます。

同じく経年車にダイヤモンドキーパーのように5年耐久の高性能ボディガラスコーティングを施工する場合は必ず磨きを入れます。それは塗装とガラスコーティングの被膜の密着を促進するためです。より新車に近い塗装面の方が高い密着性を発揮します。しかしながらこの磨きは鏡面研磨である必要は無く、塗装面を整える程度の軽研磨で十分なのです。

もちろん、嗜好性の高いお客さまには鏡面研磨を行ってからコーティングというコースもご用意しております。

コーティングブース

全天候型のコーティングブース

キーパープロショップ林堂店では主に研磨を行うブースとして上の写真左側の建物を使用しています。写真右側の新しいコーティングブースでは主にコーティング作業を行います。その右側は洗い場となっており、直射日光を避けて安全に洗う事が出来ます。もちろん全天候側の設備ですので雨でも雪でも作業が可能です。

研磨作業

研磨作業

コーティング別、研磨の必要性の有無

キーパーコーティングには3種類のボディガラスコーティングと2種類のポリマーコーティングがあります。

それぞれのコーティングをする前に研磨が必要かどうかをまとめてみました。

クリスタルキーパー

1年間ノーワックス、ノーメンテナンスのボディガラスコーティング
※ポリマータイプのクリスタルキーパーもあります。

クリスタルキーパー

クリスタルキーパー

研磨不要

車の状態に応じて研磨をおススメする事があります。塗装面が荒れている場合やお客様自身が洗車キズを軽減したい場合はその状態に応じて研磨をおススメします。コーティングスタッフが適切なアドバイスを致しますのでコーティング前にご相談ください。

ダイヤモンドキーパー

ノーメンテナンスで3年耐久、年に1回のメンテナンスで5年耐久の2層構造の高性能ボディガラスコーティング

ダイヤモンドキーパー

ダイヤモンドキーパー

研磨必要(塗装状態が良ければ不要)

コーティング料金には軽研磨の作業が含まれています。

塗装面とガラス被膜との密着を促進するために軽研磨を行います。
ご希望に応じて磨きのレベルを鏡面研磨に変更する事が出来ます。
新車への研磨は基本的に行いません。
新車でなくても塗装の状態が良ければ研磨は不要です。

ダブルダイヤキーパー

ノーメンテナンスで3年耐久、年に1回のメンテナンスで5年耐久の3層構造の超高性能ボディガラスコーティング

ダブルダイヤキーパー

ダブルダイヤキーパー

研磨必要(塗装状態が良ければ不要)

コーティング料金には軽研磨の作業が含まれています。

塗装面とガラス被膜との密着を促進するために軽研磨を行います。
ご希望に応じて磨きのレベルを鏡面研磨に変更する事が出来ます。
新車への研磨は基本的に行いません。
新車でなくても塗装の状態が良ければ研磨は不要です。

ピュアキーパー

ワックス感覚の手がけのポリマーコーティング。3か月ごとにかけるとどんどんツヤがアップします。

ピュアキーパー

ピュアキーパー

研磨不要

車の状態に応じて研磨をおススメする事があります。塗装面が荒れている場合やお客様自身が洗車キズを軽減したい場合はその状態に応じて研磨をおススメします。コーティングスタッフが適切なアドバイスを致しますのでコーティング前にご相談ください。

まとめ

キーパーコーティングは研磨を必要としないくらいのツヤと光沢を出す事が出来るコーティングです。お客様の嗜好に合わせて磨きをかけるともっとキレイにする事も出来ますが磨き無しでも十分にその性能を発揮できます。

その磨きの必要性については基本的には前述した通りですが、車の状態によってケースバイケースです。

コーティング前にはプロのコーティング技術者と相談して、ご自身に合ったメニューを選んでください。きっと想像以上の仕上がりに喜んで頂ける事と思います。

この記事を書いた人

安川寿樹
安川寿樹代表取締役/株式会社ヤスカワ
キーパープロショップ林堂店を運営する株式会社ヤスカワの代表取締役。
サッカーと野球観戦(タイガースファン)そしてテニスをするのが大好きな3児のパパです。肩書きは社長ですが現場が大好き!いつも店舗でバリバリ働いています

更新情報をお届けします

過剰なまでの美しさEXキーパー

新車を超える艶。息を吞む、過剰なまでの美しさ
EXキーパーは、塗装の上に透明なベールを纏ったような、
それはもう「過剰(EXCESS)と呼ぶほどの圧倒的な艶を作り出しました。
車の塗装が持っている美しさを引き立てるだけでなく、
コーティング自体が存在感を持つ、車史上初めての美しさです。