春、いつの間にかついた水シミは花粉かも

ゴールデンウィークに洗車して、キレイな車でお出かけしようと思ったら、水シミがいっぱいついているのに気づきました。いくら洗っても、タオルでこすっても取れません。コーティングしてあるのに、どうしてでしょう?

という、お問合せや相談が後を絶ちません。

その水シミ、4月に急にできてしまったのなら、花粉のシミかもしれません。

今年は花粉が飛散する時期の気温が高かったせいか、酷いシミになってしまった車も少なくありません。

花粉だけでなく黄砂も飛ぶこの時期は、黄砂に含まれるミネラル分がシミの原因になる事もあります。

花粉が原因なのか、黄砂が原因なのか、それともどちらもが原因なのか、まずは花粉を疑ってみるのが定石です。

キーパーコーティングのメーカーであるKeePer技研株式会社から花粉のシミに関する技術情報が私達技術者向けに出ていますので下記に転載致します。

花粉の正しい取り方と注意点

例年以上に花粉が飛散しております。技術情報として、花粉の正しい取り方や注意点をお知らせします。
ぜひご参考にしてください。

花粉がつき、まだ“ベトベト“している時は「内窓クリーナー(アルコール)」を付けたクロスで拭く

花粉がつき、まだ“ベトベト“している時は「内窓クリーナー(アルコール)」
車に、乾いている状態で降りかかった花粉は、砂ボコリと同様に、洗車で簡単に流れ落ちます。
しかし、一度雨で濡れてしまった花粉は「ベトベト」して、洗車で取れにくくなります。
花粉の「ベトベト」は、花粉に含まれるペクチンが原因です。
ペクチンは、酸性多糖の植物に多く含まれる物質で、水に濡れるとベトベトする性質上、
ジャムなどの増粘剤(粘度を増すもの)に利用されています。
このペクチンは、水に濡れると、粘度が上がってベトベトになり、洗車後に拭き取りにくくなります。
ですから「拭いたつもりでも、まだ残っている」というご経験もあるかと思います。
そこで洗車後の拭き取りに、「内窓クリーナー」を付けたクロスで拭くことをおすすめします。
内窓クリーナーには、適度な濃度のアルコール成分(50%程度)が含まれています。
そのアルコール分によってペクチンの粘度を下げる効果があり、ベトベトを抑えて、
スカッと拭き取りやすくなります。

※内窓クリーナーはキーパープロショップで窓の内側を拭く時に使うクリーナーです。軽度の水シミはキーパープロショップの手洗い洗車で除去できます。

花粉を放っておくとできる “花粉ジミ”には「熱い お湯(70℃くらい)」をかける

花粉を放っておくとできる “花粉ジミ”には「熱い お湯(70℃くらい)」
ペクチンを付けたまま、しばらく放っておくと、ペクチンが乾燥する際の収縮力で塗装面を変形させ、
花粉のシミ跡ができてしまいます。その花粉のシミ跡は、「内窓クリーナー」では拭き取れません。
花粉のシミ跡は「熱いお湯」をかけることで消えます。熱いお湯によって、
車の塗装面は温度が上がって膨張します。
そうなることで、花粉のシミ跡がキレイに消えてなくなります。
(もしくは、夏になって気温が高くなると、自然に消えてしまいます)

下の画像をクリックで拡大↓↓

花粉の汚れの取り方

この記事を書いた人

安川寿樹
安川寿樹代表取締役/株式会社ヤスカワ
キーパープロショップ林堂店を運営する株式会社ヤスカワの代表取締役。
サッカーと野球観戦(タイガースファン)そしてテニスをするのが大好きな3児のパパです。肩書きは社長ですが現場が大好き!いつも店舗でバリバリ働いています

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